ソースを実装(記述すること)するファイルを新規に作成します。「メモ帳」ソフトを起動します。
クラス名はSampleとするためファイル名はクラス名と同一なSample.javaで新規作成します。保存先は自身のホームディレクトリ(C:\Users\自身のユーザ名)とします。ユーザ名がabcとすると「C:\Users\abc\Sample.java」という名称で保存します。
まずはクラスを新規に作成します。クラス名はファイル名と同じSampleとします。
public class Sample {
}
クラスを起動するためにはmainメソッドが必要なので、mainメソッドを追加します。
public class Sample {
public static void main(String[] args) {
}
}
標準出力(通常は画面のこと、コンソールとも呼びます)に「Sample」を出力します。
public class Sample {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Sample");
}
}
コマンド プロンプトを起動します。起動すると自身のホームディレクトリが選択されていると思います。以下はその様子になります。
Microsoft Windows [Version 6.2.9200]
(c) 2012 Microsoft Corporation. All rights reserved.
C:\Users\自身のユーザ名>
先ほどのファイルが存在するか確認します。「dir Sample.java」と入力しSample.javaが存在するか確認します。
Microsoft Windows [Version 6.2.9200]
(c) 2012 Microsoft Corporation. All rights reserved.
C:\Users\自身のユーザ名>dir Sample.java
ドライブ C のボリューム ラベルは Windows です
ボリューム シリアル番号は 5608-EA29 です
C:\Users\自身のユーザ名 のディレクトリ
2012/12/24 19:39 108 Sample.java
1 個のファイル 108 バイト
0 個のディレクトリ 24,925,708,288 バイトの空き領域
C:\Users\自身のユーザ名>
次にコンパイルを実行します。「javac Sample.java」と入力します。問題がなければ特に何も表示されません。問題がある場合はその旨が表示されますので修正後再度コンパイルしてください。
以下は正常にコンパイルが終了した際の様子です。
C:\Users\自身のユーザ名>javac Sample.java
C:\Users\自身のユーザ名>
次にプログラムを実行します。「java Sample」と入力します。コンソールに「Sample」が出力されていれば成功です。
C:\Users\自身のユーザ名>java Sample
Sample
C:\Users\自身のユーザ名>
このクラスを起動する際、外部から値を渡すことができます。コンソールから起動の際は以下のように値を渡します。
C:\Users\自身のユーザ名> java Sample abc
渡された値は以下のように利用できます。
public class Sample {
public static void main(String[] args) {
System.out.println(args[0]);
}
}
上記プログラムを再度コンパイル、再度実行し、以下のように出力されていれば成功です。
C:\Users\自身のユーザ名>javac Sample.java
C:\Users\自身のユーザ名>java Sample abc
abc
C:\Users\自身のユーザ名>
※これ以降はコマンドからの入力「C:\Users\自身のユーザ名>」を「>」と表記します。
起動パラメータに氏名(別々に)を渡し、氏名を用いて「Sample」を出力しなさい。
> java Sample ABC Xyz
ABC
Xyz
Sample
上記の課題の結果を以下のように変更しなさい。
> java Sample ABC Xyz
[ABC Xyz] Sample
起動パラメータに名前と年齢を渡し、「私は 名前 です。年齢 歳です。」と表示しなさい。
> java Sample ABC 20
私はABCです。20歳です。